汎用モーターで位置決め
インダクションモータ(誘導電動機)などの汎用モータで機械の機構的なこともありますが、
制御的に見てワークを規定の位置に止める方法として以下のタイマー,センサー,エンコーダによる3つの方法が考えられます。
1.モータの回転をタイマーで停止
一定の時間モーターを回転してタイムアップしたらモーターを停止します。
単純に600mm/minの速度で1min間回すと600mm動くことになります。
ただ、この方法ですとワークがあるかどうかわからないのでワーク有りのセンサーとして確認用にあると間違いありません。
さらに、ストッパーを用意してモーターの回転するタイマーの時間を少し長くしておきワークをストッパーに当て止まるようにします。
このほうが、より規定の位置に止めることが可能です。
2.停止用のセンサーで停止
停止用のセンサーを用意して、モーターを回転して停止用センサーがonしたら停止します。
速度が遅いときに有効です。
速度が速いと通り越す可能性があります。
そのために、速度を遅くするために停止する手前にもう一つ速度減速用としてセンサーをつけておきます。
このようにすればある程度、速度を速くすることが可能になってきます。
3.位置検出するパルスエンコーダーで停止
パスル信号で位置がわかるようにしたがパルスエンコーダーです。
モーターに直接つなげたり機構の中の回転軸にパルスエンコーダーを取り付けてパルス数で移動した距離がわかります。
パルス数と移動した距離の関係は、比例しています。
規定の位置のパスル数がきたら停止することが可能で、減速する位置もパスル数で決めることができるので停止用センサーや減速用センサーなどが不要になります。
位置をパルスで管理しているので容易に位置を変更することが可能ですし、またいくつも設定することが可能です。
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