回転か直線か

機械の構成は、お客様からの仕様によって
機械設計を決めていく場合が多いと思います。

機械図面から位置決め制御の仕様を固めていきます。

ただ、機械の構成を把握しておくと装置の概要を理解するのに役立ちます。
まず、回転して動くのか直線で動くのかかで大きく分かれます。

回転制御

制御用モータは、リニアモータを除くと回転しています。
回転するので回転を制御をするのがメカ的に簡単だと思いますが、
如何でしょうか。

回転制御であれば、制御用モータを直接繋ぐか、
ギアが入る場合があります。

直線制御

回転力を直線運動に変えるのがやっかいです。

直線制御であれば、ボールネジを使ったシステムが一般的です。
ボールネジと制御用モータを接続する場合には、
直結する場合とギアの場合があります。

ベルトとプーリで回転力を直線にしたり、ベルトの代わりにチェーンなどもあります。
また、バックラッシュないラック・アンド・ピニオンなどがあります。

上下の垂直動作には電磁ブレーキを

ボールネジで垂直に制御する場合は、注意が必要です。
必ず、電磁ブレーキがつきます。
何故、電磁ブレーキをつけるのでしょう。
電源をoffした時は、モータが励磁がしていないので
地球の重力よって自然と下に落ちてしまいます。

自然に落下を抑えるために電磁ブレーキを取り付けます。
電磁ブレーキは、励磁してブレーキが解除されます。

お打ち合わせの中で、垂直動作の場合に
電磁ブレーキを取り付けるかどうかのご確認した方がいいですね。
ボールネジとギアがあり、本体が小さいことで
はじめなかったのが、後から追加したことがありました。

構想図や図面からどのようなパラメータを選択すればいいか想定します。

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カテゴリー:仕様固め


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